出汁

soba.jpg最近出張で海外へ行く機会があり、渡航先で食文化についてちょっと考えたりしてました。
写真は蕎麦ですが、大事なのはそのつゆです。以前ある番組で日本の料理に関して、その出汁が最も大切であるという話を聞きました。

french.jpgフレンチなんかの出汁はフォンと言われ、長時間野菜や肉を煮込んで作ります。当然何時間もかけて作る大変手間のかかったものです。


chaina.jpg中華料理ですとタン(湯)なんかがあり、野菜や肉を長時間煮込んで出します。「白湯」パイタンは白く濁ったスープです。「清湯」チンタンは透き通ったスープで、フカヒレスープなんかに使います。

で、我が国の鰹出汁はどうかと言うと、何と10秒程度で一番出汁が出来てしまう!
だから簡単かと思いきや・・・・鰹節に秘密があったようです。普段何気なく使っている鰹節ですが、一番出汁に最も適したものは本枯節といって2〜3年以上の熟成をしたもになるようです。つまり10秒で出汁をとる準備に何年もかかっている事になります。世界中探してもこんな澄み切った出汁を短時間でとれる料理は無いのではないでしょうか。器の絵柄を活かした料理も可能にしますし、凄いことかもしれません。これからは、難しそうな事を「簡単」そうにやってのけた人がいたら注意が必要かもしれません。その人は「簡単」にするために人知れず努力をしているのではないかと・・・。

 

トラックバックURL https://izumi-stone.jp/sys/mt-tb.cgi/16

...Comment input