参考図書

dokuhon.JPG新しいアイデアや発想には書籍を参考にするケースが多くあります。例えば、建築のアイデアを建築の本をペラペラめくりながら捻ってるようでは、新しい発想は出てきません。建築という分野を違う視点で見ている人達の意見を探すのがポイントで、普段自分が気がつかないモノの見方をしてくれます。今回ご紹介する本は既に絶版本となっている「人生読本 住まい」という本です。コルビュジェのモデュロールの挿絵の横に、皆さんご存じの作家名があるのではないでしょうか。宇野千代や澁澤龍彦、星新一、谷崎潤一郎、遠藤周作、小松左京などが名を連ねていますが、この本は、それぞれの作家が住まいについて語っている話を纏めた、豪華ベスト本であります。谷崎潤一郎は著名な「陰影礼讃」からの出典です。最近であった書籍の中で、ダントツの内容と言えます。澁澤龍彦が「窓」について語っているのですが、実にポエティックに「窓」というものを表現されていて、建築という枠を完全に超越(逸脱?)した内容になっています。こういう切り口の違いがクリエイティビティには欠かせません。相当古い本ですが、モノを語るのではなく考え方を説いているので、その内容は何時まで経っても古くなりません。強烈にオススメの一冊です。

 

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