庭の事

niwa1910.jpg新居に引っ越して4ヶ月が経ちました。外構が全く手つかずのまま過ごしていますが、水面下では知識を高めているのです。先日雨で工事が中止になったので「坪庭」に収録されている、重森完途の「坪庭の歴史」という下りを読みました。それによると、庭・壺・坪・前栽・御園・石壺・泉水・林泉・池庭・水閣などは皆同様に庭的な意味を持っているそうです。そういえば以前読んだ慶滋保胤(よししげのやすたね)の池亭記は庭と建物の事を指していまして、そこで営まれる暮らしを描写したものでした。壺は局や坪と同義だけど酒壺の壺とは区別していたのは源氏物語だそうです。やはり古典文学は漢字の意味に極めて忠実で、文字の情報を余すこと無く使われている印象です。そしてこの本には谷口吉郎が「家と庭」で家庭であると記しています。建築家らしい言葉で語られた庭の記を読むと、我が家の庭は10年以上かかると思うのです。

 

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