隠れた魅力

moensen20061.jpg写真はどちらもボーエ・モーエンセンの椅子です。左はスパニッシュチェアで、こちらは問題無いのですが、右のイージーチェアの塗装がベタベタになってきました。特にアーム部分が悲惨な状態に。2011年に我が家に来て以来一番長く座っている椅子になりました。これでは都合が悪いので自ら手入れをする事にしました。モーエンセンの椅子の良い所はとにかく控えめな所。暮らしに寄り添う相棒のような感じ。華のあるフィン・ユールとはちょっと違います。

moensen20063.jpg塗膜を剥離するのはサンダーでささっと撫でるだけ。800番くらいに留めておかないと他との手触りに差が出すぎてしまいます。塗装は蜜蝋で。蜜蝋は万能です。経年変化でベタベタにならないし、再塗装も自由自在。最もイージー。ちなみに我が家の浴室は木製建具ですが、建具には定期的に蜜蝋を塗布していますのでカビ知らず。蜜蝋は防腐剤でも何でもありませんが、防腐効果を謳う体に悪そうな塗装をするよりは、効果は少ない蜜蝋をちょこまか塗るのがベストと思っています。

moensen20062.jpgモーエンセンの家具はデザインのクライマックスが裏側に潜んでいます。肘掛けの裏なんか本当に丁寧にデザインされています。ネットでモノを売る時代だとこういうデザインって成立するのでしょうか。そこら辺がもの凄く気になります。コロナ後の世界だとかいう話を方々で聞きますが、手触りや薫りを楽しむというのはバーチャルではかなり難しくなってきました。そういう意味では時代の転換期と言えます。お墓の世界はどうかというと、あまり変化が無いというのが本音です。そもそもインバウンドとか全く関係無い世界で、極めてローカルな世界でしか無かったので、お墓を建てる人は建てていますし、きちんとお参りする人はしています。ただ、志村けんさんの一件で、葬式(お別れ)も無しに火葬場へ行くのは嫌だという意見が大多数だった事が分かりました。葬式すら必要としないような合理的な世の中にはならないという話です。グローバル化とか色々叫んでいた人が一気にいなくなったように、世の中どうなるか分かりませんね。

 

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