和泉石材店

BLOG 「一言石句」

宇寿石丁場見学会その1

DATE 2025.03.30

先日建築関係の方々を宇寿石の石丁場へご案内し、石にまつわるちょっと深いお話をしました。映像や画像では伝わらない情報がメインですので、現地に行かないと分からないことがほとんど。出来れば年内にもう一回開催出来ると良いのかなと思います。

宇寿石の山を切り盛りしている中根さん。石の割り方を説明いただきました。道具の選択は歴史の選択でもあり、意匠において極めて重要な意味を成します。石丁場に行かない石屋が増えてくると、そこら辺がいい加減になります。この日来られた方はそういう間違いをすることはないと思います。

丁場では実演が最も効果的。とにかく実際に割って見せるのです。簡単そうに割っていますが、実際には簡単ではありません。プロの仕事って概ねそうです。

7750万年前の石が若いという事実。ウン十億年前の石なんかも存在しますので、相対的にはそういう表現になるのです。恐竜絶滅のちょっと前に出来た石ということで、地球的にはフレッシュな石なのです。

重機を一人で操作して下から徐々に引き上げます。概ね10t程度までは上げられるようですが、中根さんによると、小石も巨石も扱いは基本一緒と言います。ただデカイだけだと。最初にあの巨石を見ると、手に負えない存在と感じるでしょうが、石の特性は小石も同じ。そこの感覚が山石屋さんの凄いところ。

このブログでも紹介していますが、旅先で様々な建築を見に行っています。そこで見るのは建築と石なのですが、近作ほど石仕事が粗末になってきています。石を知らない石屋と、石を知らない建築家の存在が後押ししているのでしょう。原因は石屋の布教が足らないから。面倒な石の相談を受けない石屋の多いこと。せっかく優秀な石工が残っているうちに、きちんとした知識を伝えようというのが今回の主旨。そして今回は丁場見学と加工の説明も加えました。次は石の加工編です。

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