仕事で岡山県へ2
DATE 2021.05.03
旅先での食事で有効なのは時間をずらす事。ちょっとみんなと違う時間にするのです。夕食なら5時30分位を目安にすると大概空いています。この日は倉敷の洋食屋さんへ。そもそもコロナの影響でお客さんが極端に少ないようです。他にお客さんはいませんので密も何もありません。
ゆっくり美味しい料理を食べて楽しんだのですが、飲食店で会話をせず、淡々と食べるという事は食事の楽しさを半減させています。会話の大切さを改めて痛感した次第。食べながら日常の出来事を報告したり、思い出話をしたり、そういう時間を消してしまったのがコロナです。
倉敷の街を歩いているとこういう外壁を見かけます。瓦や漆喰がそこら中に溢れているのです。そんな街中に新しい店舗がチラホラありまして、多分店舗設計を得意とする設計事務所が手がけたであろうハイカラなものなのです。ところがこれ、素材のクオリティが倉敷の古い建物と違いすぎて違和感が出まくっています。木目調のテーブルとか、そういナンチャラ風材料はことごとく失敗に。そもそも伝統的な工法で建てられた本物の素材を使った建物に囲まれた場所ですから、素材の選定をしっかりしないと破綻するに決まっています。
そんな倉敷に街を眺めながら、LEDの光りすら違和感を感じるのでした。観光都市の厳しさを痛感する滞在でしたが勉強になりました。コロナ禍の暮らしに絶対の安全はありません。もういつ誰が感染してもおかしくないでしょう。ただ、感染しないような対策を講じながら、一定の経済活動を続けなくてはいけません。家族だけとか、最小単位での旅や食事を少しずつでも出来ると良いのですが、それには先ずワクチンでしょうかね・・。