夏休みに行ったお寺で一番驚いたのは姫路の書寫山圓教寺です。かなり規模の大きな寺院で、西の比叡山と言われています。映画ラストサムライをはじめ数々の映画のロケ地としても知られ、開山は966年と言われています。山の中にお寺があるため、ロープウェイとバスを乗り継いでお寺へ向かいます。もちろん、登山？的な感覚で登る方もいます。体力に自信が全く無い私たちはロープウェイまっしぐら。

圓教寺の伽藍は山中に点在しています。ロープウェイを乗り継いでも歩かないといけません。険しい道のりになる予感がたっぷり・・・。
今回は杉本博司さんの五輪塔と、普段公開されていない阿弥陀如来像が見られるという事もあり、家族で拝見する事になったのです。

ロープウェイ＋バスでたどり着いた先になる摩尼殿。1921年に一度焼失しましたが、1933年に再建。その際の設計者は武田五一。そして大工の棟梁は伊藤平左衛門。最高の設計と最高の技師が関わった摩尼殿は圧倒的な存在感。しばし言葉を失う大迫力です。京都の寺社仏閣とは異なる雰囲気。都にあった京都の古刹とは違い険しさや厳しさが漂っています。修行の場として本当に機能していたのだと思います。