和泉石材店

BLOG 「一言石句」

お仕事風景

DATE 2010.11.17

3M.JPG本日のお仕事は知北平和公園にて工事1件と、東海市普済寺境内墓地にて石碑工事1件、知多市本覚寺にて石碑工事1件。更に大府市長澤寺にて外柵工事1件です。写真はUNIVERSAL-Aの施工写真。特殊弾性テープを貼る作業です。位置決めは一発勝負。免震工事は独特の緊張感があります。後でズラして調整するのは大変困難。そ〜っと位置を調整します。あとはレベルを確認しながら部材を密着させます。私たちの採用しているテープは本来は建築用です。墓石用のブチル系免震テープやシリコーンゴムを主体とした免震キットも発売されていますが、ブチルゴム、シリコーンゴム共に問題点が色々とあります。ブチルゴムは非常に扱いにくく、シリコーンゴムはお墓のような高温高湿な場所には不向きです。そこで私たちは、ブチルゴムを上回る耐久性と柔軟性を持ち、シリコーンゴムを上回る耐水性を持ち合わせた素材を使用しています。欠点はコスト位でしょうか。これがかなりの優れもので、地震時には高い効果が期待できます。テープのみならず、使用する接着剤も少々特殊で、水平面接着の場所には、「エポキシ・変成シリコーン樹脂接着剤」を使用しています。接着剤としては現在最高水準の接着剤で、特に免震構造との相性では最良の接着剤です。難しいのが解体時の対応。それぞれ解体時はある材料を使うことで解体できるのがミソ。建築業界でも石材業界でも絶対に使わない材料です。これまた異分野からの入れ知恵。アリガタヤ。