人生で一度は乗ってみたい車の一つがこのロータススーパー7。スポーツカーの原点とも言うべき存在で、エアコンはもちろん、オーディオもナビもありません。ただ走るだけの車です。車重は500kg程度ですから、軽自動車より遥かに軽量で、とにかく軽さ命な車です。個人的に好きなのは1960年に発売されたロータス・スーパーセブンのシリーズ2。全体のバランスが実にイイ。タイヤサイズも控え目、ディテールもくどくないし、何よりエレガント。細いステアリングやスミスの繊細なメーター類は現代の車では得られない雰囲気です。古いセブン以外なら1992年に登場したケーターハム・スーパーセブンJPEが気になります。JPEは元F1ドライバーのジョナサン・パーマー・エヴォリューションの頭文字で、シリーズ2とは違い強烈に速い車です。自分には乗りこなせない代物で、520kgの車重に250PSのエンジンを搭載しています。一度あらゆる要素を削ぎ落とされた車に乗る事で、何かがリセットされるのでは無いかと思っています。軽い事は良いことだ。