和泉石材店

BLOG 「一言石句」

イギリス車の世界

DATE 2012.06.15

rangerover120615.jpgイギリス車を街で見かけることが本当に少なくなりました。先日イギリスを特集した番組で、車文化を紹介していました。イタリア車やフランス車のような解りやすさが無い一方、スルメのような味わい深さがあるのです。木と革を使った内装などは、イギリス車以外では真似出来ない穏やかな雰囲気があります。人間くさいといいますか、機械くさいといいますか、何か独特の世界があるのです。その機械っぽさもドイツ的なものではなく、あくまでも人間味のある機械っぽさ。オイルが漏れてるエンジンみたいなもんです。写真のレンジローバーはBMW傘下に開発されたものですが、しっかりイギリスしています。特にこのデザインで素晴らしいのはボタンのサイズ。手袋をしても間違えずに押せるボタンという事で、全てのボタンがある一定以上の大きさになっている等、この車の出自を物語る大切なポイントになっています。ナビのボタンからエアコンのボタンまで、形状が全て統一された車って殆ど無いと思います。おまけにそのボタンのタッチまでグローブでの使用を考慮されています。風変わりで控えめなイギリス車の世界、一度はまると抜け出せなくなるのです。