磐梯吾妻スカイライン(トラブル編)
DATE 2010.07.26
旅にトラブルはつきもの。どんなに完璧に準備していても、必ず問題というのは起こりうるものです。最初に起こったトラブルは結構派手なトラブルで、ガソリン給油口からガソリンが吹き出すというもの。実は以前からパッキンが劣化して、ヒビだらけになっていたのを確認していました。そのヒビだらけのパッキンを裏返しにして使ったのですが・・・。結果としては大失敗。磐梯吾妻スカイラインの最も良い景色の真っ直中で、周囲の硫黄臭を打ち消す程のガソリン臭がしました。これは危ないと思い緊急停車。給油口を見ると派手に吹きこぼれているではありませんか。バンパーまでべったり・・・。とにかく拭き取って、車に積んであった工具を使い、給油口のパッキンを再び裏返しにします。
登坂路が多いため、水温も上昇していたので、ボンネットを開け、路肩で作業。周囲を行き交う車は「あいつらもう駄目だぞ」的な印象を抱いたに違いありません。しかししかし、懸命の作業の甲斐あって見事復活!その瞬間をヨメは逃しませんでした。美しい山肌を背景に最後のネジを締める私。この時の達成感といったら無いですよ。私の目の前には美しい磐梯山の景色が広がっていたらしいですが、全く見えてませんでした。こんな最中に助手席のヨメは「ネタ」としてこの事件をカメラに納めていました。余程笑えるシーンだったんでしょう。美しい景色以上に枚数を割いて撮影されていました。
修理を急いだ理由は簡単で、火山ガスが吹きだしている為、駐停車禁止区間が800m程続くからです。そんな所で停車させる勇気はありません。おまけにこちらはオープンカー。修理後はお陰様で硫黄の匂いを嗅ぎながら快調に走行する事が出来ました。ガソリン臭は危険な事はもちろん、精神衛生上も実に好ましくありません。何だかソワソワします。ちなみにこの後、旅館で着替をすると、衣服はガソリンの匂いがほのかに香りました。これも旅の醍醐味か・・・。