書籍:Tools
DATE 2011.06.22
雑誌「HUgE」の人気ページから生まれた道具の本です。モノ好き夫婦(モノが好き夫婦)な私たちはもれなくこんな本が大好きです。私たちの道具好きは最近はじまったものではなく、特に夫はずいぶん若い頃、10代の頃から道具好きで、それこそ「身の程知らず」といわれそうな時分から「己への投資」として、良いものを使ってきたそうで筋金入りです。それら道具から学ぶものは計り知れず、こんな良い教材はありません。良い道具は時代に左右されず、普遍的にいつも良い。良いとされるものは実際に触ってみたいという欲望はいつになっても消えません。これまでもこのblog一言石句で色々と自分達が良いと実感したモノを紹介してきました。しかしなかなか言葉にするのは難しいものです。この本は短いセンテンスで的確に、また饒舌に、厳選されたものを紹介してくれています。ざっと見てふと思ったことは、これらはおそらく流行ってなかったモノだろうなということです。それぞれの良さがあって、圧倒的に使いやすいということや、デザインが素晴らしいなどといった、それぞれのかたちで生活や心を豊かにしてくれるモノばかりが紹介されています。それぞれに物語があり、たとえ此らが急に流行ったとしても、単にその消費に流されることなくそれであり続けてくれるだろうと思わせるどこか凛とした佇まいを併せ持った道具ばかりでウットリ。楽しい本です。どこかで見かけたら是非手にとって見てみてください。