和泉石材店

BLOG 「一言石句」

gallery@三重

DATE 2009.05.21

gallery3.JPG伊賀のyamahonさんと甲賀のmamma mia!さんへ行ってきました。Gallery好きな方にはおきまりコースかもしれませんね。「蘇る」「田舎」・・両Galleryの特に私たちが注目した共通点です。どちらも一仕事終えた建物を蘇らせ、とうてい一筋縄では行けないような立地なのに、日本全国からたくさんの人が訪れる秘密とは何だろうか。これは肖らなければなりません。

gallery2.JPGまず最初に訪れたのは、yamahon。yamahonは、オーナーさんご実家が元々窯元でいらして、その倉庫だった建物にご自分で手を入れてgalleryにされたのだそうです。元々建築に携わってらしたオーナーさんが魅せるGalleryだなんて、相当興味津々です。入り口から展示スペースまでへの誘い方は、さすが!と思わず呻ってしまいます。決して建物が展示物を邪魔をせず、素敵な作品たちをさらに引き立たせる仕掛けが其処此処と見つけることができます。やたら耳に付く「癒し」とかそんなコトバでは片付けたくないですが、美しい景色とおいしい空気の中の素敵な空間に、もうちょっと此処に居たい、まだ帰りたくない、という気持ちになってる自分がいました。欲しいモノをぐっとこらえ、次の目的地mamma mia!さんへ約20分のドライブ。

gallery1.JPGmamma mia!の建物は農業学校、縫製工場で活躍した築約80年の木造校舎です。眺望の良い丘にあります。
だんなさまが家具工房を、おくさまがケーキのお店をされています。自然光がいっぱい入る気持ちの良いスペースです。甘い香りにたまらなくなってお茶とケーキで一息つきました。優しい優しい味のケーキは最高でした。古い建物に手を入れるのこそ、やり過ぎず作り込みすぎないという塩梅がウマいなあと関心してしまいました。だんなさまの作品で、まさにかねてから私が求めていた大きさの木のお皿がありました。定番でされていることを確認して、次回はコレを発注するだけの為に此処をまた訪れようと、mamma mia!を後にしました。
都会でアクセスが便利でなおかつ素敵な作品に出会える、というものもちろん魅力的なことではあると思います。ただ、此処を訪れこの風景の一部になれるという感覚は田舎ならではで、まさに旅の醍醐味ですね。いわゆる「田舎で何もない」ということって、この上ない贅沢なんだと思いました。