和泉石材店

BLOG 「一言石句」

家を建てるにあたり

DATE 2019.07.27

kurashi19071.jpg家を建てるにあたって大事にしたい事はいろいろあると思います。逆に言うと、どうでも良い所もあると思うのです。どうでも良い=何でも良いではなくて、コスト配分の話です。何かを表現したり、特別な雰囲気を出そうと思うとどうしてもコストに跳ね返ってきます。写真は私たちの家の浴室です。浴室に求めたのは 艶の無い木綿豆腐のようなローコストな浴室です。幸い一番安いモデルを選ぶと自動的にそのような艶の無い壁と床の真っ白なユニットバスになります。ちなみにTOTOよりもINAXの方が壁がより木綿豆腐に近いです。室内の至る所に貼られているシールを剥がせば完璧な真っ白ユニットバスの出来上がり。ちなにみユニットバスにしたのは単純にヒートショックに対して有利なのと、コスト面でも有利だから。ここは割り切りました。ただし、木製サッシが取り付いていまして、開放感抜群で空間的貧しさは一切無し。(隣地は誰も住んでいませんので透明ガラスでOK)

kurashi19072.jpgそしてこちらがトイレです。便器はINAXの一番安いモデルです。ここでもコスト削減努力をしています。今時のトイレに必須となっているリモコン仕様にはしていません。何せ千葉工作所作の真鍮製ペーパーホルダーが台無しになるのでリモコン仕様にはせず、便座横で操作するモデルを選びました。また、敷地内2箇所にある井戸が生きており、断水した場合でも井戸水を汲み上げればトイレに使えます。もちろんトイレのタンクは上蓋が外れるローテク仕様でないといけません。安くて実用的なトイレになりました。一つだけこのトイレで追加した事は、壁と建具の遮音性能を上げている事です。トイレの給排水の音が漏れてくる事を防ぐ為の措置です。鉛のシートやシンサレートによる遮音壁・吸音天井となっているため、かなり静かです。現在の住宅はサッシの性能が良いため、部屋内で音の問題が発生してしまうようです。

kurashi19073.jpgトイレと風呂を犠牲にして得たのがこの空間。何でもかんでもモリモリにするとコストが上がり、シンプルさが失われます。ユニットバスなんかその典型で、オプションを付けると確実にダサくなります。最低の最低なモデルが一番シンプルで潔い空間になります。安くても良い所はそのように、頑張って仕上げる所はそのように、メリハリをつけないと実に勿体ない事になります。皆さんも仕様を決めてしまう前にそこらを良くお考え下さい。