2009年の和泉石材店のブログに登場して以来、割と高い頻度で登場しているブロンプトン。水色のブロンプトンは嫁が大阪で入手した車両。この度タイヤに空気が入らないとか、とにかく点検してくれとの指令が入りました。結局空気は普通に入れられましたし、点検しておかしな点は見当たらず。そうなんです、この手の異変の原因は使用者側にあるケースがほとんど・・。

このブロンプトンは相当に古く、20年近く前のものです。細かなパーツが今とは異なりまして、特にこのシフトノブは最高です。指先というより指そのものでガチャガチャシフトする感覚。こういう妙なデザインが残っていた末期モデル。

リムの刻字にはHOLLANDの文字。オランダの事ですが、今後はこの表記も無くなるのかも。オランダは2020年に「the Netherlands」に国名表記を変更しています。日本は今まで通りオランダの名で呼ぶそうで、オランダ大使館も呼称そのまま。
ちなみに乗った感じが新しいモデルとは違います。とにかく古いモデルは全てが繊細です。デイムラーやジャガーのような繊細さ。英国のプロダクトとしてもの凄く個性を感じるのは圧倒的に古いモデル。新しくなるにつれ個性は薄れ、自転車としてまともになっていくのです。それでも十分個性的ですが。みてからに風変わりな自転車ではなく、こういう地味な自転車こそ英国的だと思います。長く乗れるグッドデザインな自転車。