梅雨まっただ中で突如晴れた先日の土曜日に、朝から半田の『camibane』さんへ行っていました。『camibane(かみばん)』は美容室とぱん屋さんが一緒になったお店で、夫婦で切り盛りされ、旦那さんがお一人で美容室、奥さんがお一人で石窯で天然酵母のぱんを焼いています。こちらのご夫婦とは私(嫁)がこちらへ嫁いだ当初からのおつきあいで、個人的にとても仲良しして貰っています。お互い美味しいモノ好き、車好き、さらにモノ好きで何かと話題が尽きず情報を交換しあって会う度時間を忘れてお話しています。旦那さんの美容室はもうずっと予約でいっぱい！！奥さんのぱんは、ぱん好きな方からするともうかなりお馴染みだと思います。だいたい午前中でほとんど売り切れてしまうので、大概お邪魔するときはくっちゃべりにという感じが大半なのですけど、今回はお客さんらしく開店めがけて訪れました。この季節がピッタリのみどりいっぱいにレイアウトされた外観がすてき。思わず見とれる私の横からどんどん人が訪れます。

ぼやぼやしていると、時既に遅しでもうすでに３種類しか残っていませんでした。凄い！でも待っててくれたかのような私好みのぱん３種。多い急ぎでゲットして、併設するカフェでひといきいれました。camibaneのぱんは、旬の果物で作った自家製天然酵母で長い時間かけて発酵させて作られています。国産小麦やオーガニックの素材を厳選して使われているので、ぱんのうま味がいっぱいつまっています。食感はもちもちしていて、天然酵母でよくある酸味があまり無いのがcamibaneのぱんの特徴。ちびっこもとっても食べやすいぱんです。卵は一切使用していないそうです。

おいしいぱんのもうひとつのおいしい秘密、石窯を見せて貰いました。そもそも石窯でパンを焼くということは紀元前から用いられていた製法なのだそうです。石窯でパンを焼くと石から出る遠赤外線の輻射熱でパンの中まで素早く熱が伝わるので、必要以上に水分が飛ばないのが特徴。もちもちの秘密はココにあるのかな？（石窯について少し調べてみると、石で焼くことによって石に含まれる元素の防菌効果で雑菌が発生しにくいとか、微量金属ミネラルが摂取できるなどの特徴もあるのだそうです。すごいぞ『石』！！)石窯はまさに理想的なパンの焼き方ですね。しかしながら、天然酵母にしても石窯にしてもごくごく自然に近いモノ扱い。天然酵母は毎日発行の具合も違うし、窯の温度だって機械ではないので毎日同じではありません。ものすごく手間のかかる仕事です。扱うモノがウソを付かない自然なだけに、彼女たちの人柄もとても正直です。正直さは手間暇かけて毎日焼き上がるぱんにおいしさとなって現れています。気取りのないcamibaneご夫婦の元にはいつも人が耐えません。