和泉石材店

BLOG 「一言石句」

パリ空港の人々

DATE 2010.05.30

PARI-kuukou.JPGのサムネール画像1993年に制作されたフランス映画です。タイトルにあるパリ空港とはシャルル・ド・ゴール空港のことで、そこでジャン・ロシュフォール演じる主人公がパスポートを盗まれた状態で来てしまうのです。つまり、自分が誰かを証明する術が無い訳です。結果的に空港で幽閉生活を送るのですが、同じ境遇の人が沢山いる事で物語は広がりを見せます。普通でない社会がそこにはあり、ある意味私たちの社会よりマットーな所もあります。主演のジャン・ロシュフォールは「髪結いの亭主」なんかにも出演しています。「ターミナル」というスピルバーグ監督の映画もありまして、全く同じシチュエーションを描いています。空港という平和な場所における独特の幽閉感が個人的には好きです。素晴らしい映画でした!