他府県からこちらへ友人や身内が遊びに来ると、｢味噌カツ｣｢ひつまぶし｣｢きしめん｣といったいわゆる｢名古屋メシ｣と言われる食べ物を欲しがるのが常です。実際のところは現地に住んでいる人間はこういった食べ物は常日頃食べているワケではないということはよくよくあることですが、せっかくご当地モノ、確実な所をお連れせねばなりますまいと、我が家ではちゃんと｢きしめんならどこそこ｣｢味噌煮込みうどんならどこそこ｣とそれぞれでの回答を用意しています。もちろんそれぞれに違った味覚なので、必ずしも私たちが薦めたものが確実な訳はないのですが、ちゃんといくつか用意しているのです。この度私(嫁)の姉やっちゃんがまた来てくれて、ひつまぶしが食べたいといいました。鰻で我々のお気に入りは名古屋では3店舗あるのですが、2店舗は日曜休みなので、月曜がお休みの金山にある｢三福｣さんにお邪魔しました。三福さんのひつまぶしは、おひつではなく釜に入れて提供してくれます。すみません釜まぶしは姉が食べたので、写真は私が食べた鰻重なのですが・・！鰻も名古屋らしいパリパリとして香ばしい焼き方です。姉も気に入ってくれました。

河文で修業したご主人の店とあって、お刺身なども確実に美味しいのです。私たちはまだ｢ザ・カワブン｣が無い時の河文で結婚式をしたので、妙に親近感を感じます。いついってもお刺身の状態が新鮮過ぎない、良い具合に少しこなれたタイミングのモノが提供されます。どうしても外せない逸品です。私たちが推す鰻の3店は全て老舗です。こういった安心感が確実にあるからです。