和泉石材店

BLOG 「一言石句」

知北平和公園

DATE 2011.07.22

chihoku11.JPG先日猛暑の中、知北平和公園の基礎工事を行いました。基礎工事担当は毎度東府建設さん。工事当日はテント無しでは危険な位の気温でした。熱中症対策を十分し、床堀りから始めます。GLから150mm〜200mmの掘削となります。知北平和公園の工事の場合、旧区画であれば周辺の石碑の傾きを調査します。隣接石碑が傾いているようなら丁寧に基礎工事をする必要が高いです。また、新しい区画は100%基礎工事が必要です。埋め戻した部分の土は転圧しただけでは締まりません。私たちは必ず基礎工事は行いますが、その内容が重要。床堀り・砕石転圧・配筋・生コン打設。それぞれに適正な施工がなされているか。毎度その監理を私たちが行っています。お墓の場合、単位面積当たりの荷重が大きいので布基礎は適しません。基礎を大きく打設し、荷重を分散してやらなければなりません。更に、基礎の厚さおよそ100mmが適当です。厚ければ良いというモノではありません。荷重を増やしすぎると沈下する恐れがあります。増やしすぎは絶対にいけません。何事もバランスが肝心。何でもかんでもやれば良いというものではありません。

chihoku22.JPG灼熱の中の生コン打設。土より下の工事は本当に体力を消耗します。職人さんありがとう!こちらの基礎は打設後2週間以上離して次の工事に取りかかります。次は外柵工事。そして石碑の四ツ石という下の石だけを組み建て、最後に上台と棹石を設置します。どんな小さなお墓でも、私たちは最低4回に分けて組み建てます。1日で上から下まで全て建て上げる事はしません。接着剤の硬化時間等考えると、組める訳ありません。何事も基本に忠実に。
今月はこれから大府市の健康の森西霊苑で3件の開眼が、大府森岡墓苑で2件の開眼が待っています。今月だけで開眼10件。家族経営の小さなお店のキャパ一杯な状況です。本当に感謝感謝であります。更に秋のお彼岸に向けた新規工事も続続と始まります。倒れないように頑張ります。