和泉石材店

BLOG 「一言石句」

無垢の石

DATE 2021.09.26

kouji21091.jpgトラックの荷台に載った石は岡崎で加工された1本の無垢石です。とにかく継いだりするのが嫌なので、職人さんには無理を言って運んでもらっています。もちろん事前に重量を割り出し、運搬可能かどうかの検討はしますが、施工のし易さよりも無垢で作れるかどうかを優先します。どうしても継ぐ場合は割り付けが大切になります。どこで継げばより自然な納まりになるか。適当に切って張ってなんて絶対してはいけません。

kouji21092.jpg美浜町で工事していますお墓は、外柵は全て水磨き仕上げです。微かな艶がある程度の柔らかい仕上げで、他の石がびしゃん仕上げと小叩き仕上げですので、それと調和するようなかたちになっています。石の使い方として「整える」感覚が大切だと最近思っています。今や加工技術が向上し、かなり複雑な形状まで再現出来てしまいます。ただ、そこにある種の違和感も生まれます。力ずくで何でもかんでもたたき割ってこちらの考える形に変えてしまう感じです。そうではなくて石の表情を整える感覚でデザインすると、何だか石がそれに応えて良い表情を見せてきます。勝手な思い込みでしか無いのですが、そういう感覚は大事にしたいと思います。これからご提案するお客様にもそういうお墓をご用意しました。気に入っていただけるかは分かりませんが・・・・。

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