建築設計事務所を辞めて4年が経ち、いよいよ新しい展開を行う為の準備をしないといけません。そこでこの度メイドインジャパンプロジェクトに所属させて頂く事になりました。記念すべき第一回目の会合は屋形船で花見でした。
お墓の世界の色々なからくりも見えてきたと同時に、日本のものづくりが急速に失われてしまった石材業界。「石」という資源にも起因する厄介な流れは、ちょっとやそっとでは変えられない壁になってきています。個人的には石のプロダクトやら、他にも色々やってみたい気持ちは大いにあります。が、その前にお墓なんです。まずここで一定の結果を出そうと思っています。先ずはシンプルで小さなお墓をメイドインジャパンで提供すためのインフラ整備をしたい。やりたい事はたったこれだけなんです。でもそれが出来ている同業他社を私は知りません。出来ていると思い込んでいる会社はあるでしょうが、実際には形だけのものが殆どです。私はメイドインジャパンを単なるムーブメントとしてではなく、持続可能な供給体制の整備や同業他社へのシステムの供給等も視野に入れての展開を考えています。国内に加工工場を持っている石屋さんもいますが、中途半端な工場はこの数年間で淘汰されると思います。それほど石材の中国依存の傾向は高いのです。何から何まで自給できない日本。ささやかな抵抗をこれからやっていきます。ご期待下さい。