先日英国車のミーティングをちょっと見学しました。ロータス・エランという古い英国車がその主役。1962年から販売されていた車で、英国を代表するスポーツカーの一台です。軽量・コンパクトなスポーツカーで、何と車重は650kg程度。今の軽自動車よりも遙かに軽いんです！そんな超軽量ボディに1500cc〜1600ccの4気筒エンジンを搭載し、コーナーをヒラリヒラリと駆け抜けるのが得意な車に仕上がっています。ボディはFRP製で、まるでプラモデルのようなシンプルな構造になっています。このシンプルさが大切で、ある意味ロータスの最も大切なスピリッツとも言えます。ちょっとグリップの細いステアリングが物語る繊細な運転感覚。実際の速さよりもはるかに大切なのがこういった運転感覚です。繊細な運転感覚は英国車に特有で、他のどの国籍の車にも無いものです。

現代の基準からすると相当にコンパクトで、トゥインゴがかなり大柄な車に見えます。この車の設計思想は色々な車に影響を与えました。エンジンが主役になる事が無いのがミソで、車の構成要素のバランスが極端に高い車でした。

ミーティングの最後は飛行機からの撮影会。エントリーは驚きの50台オーバーですが、どれとして同じ仕様の車が無いのがポイント。個人的にはタイヤの銘柄なんか気になります。