和泉石材店

BLOG 「一言石句」

良い設計

DATE 2021.01.18

berlan2101122.jpg建築の設計をして10年、墓石の設計をして15年、設計歴25年という事になりますが、今でも良い設計になるよう日々知恵を絞っています。色々な分野に秀でた設計者はいますが、私の場合は何と言っても兼坂弘さんの設計批評が最大の教訓になっています。

berlan2101124.jpg最近気になっているのが車の品質です。11年前にドアヒンジについてブログに記しましたが、こういうヒンジを使った車がどんどん減っています。デカングーに乗り替えた際にプレスヒンジに変更されていたのを発見し、がっかりしたと同時に嫌な予感がしました。予感は的中で、ドアまわりのトラブルは絶えず、乗り出して2年目にはもの凄いトラブルラッシュに見舞われていました。結局約10万キロ走行時にリヤのスライドドアのベアリングが全滅、フロントドアチェックは運転席・助手席で3回交換しています。

berlan2101123.jpgメチャクチャ良いエンジンもドアが壊れちゃ何の意味もなくなります。兼坂弘さんは、良い設計は狙い通りに製品寿命も全てコントロール出来る事だと言っています。多くのモノ好きが有り難がるのは「オーバークォリティ」という過剰品質です。私もその類いの人間ですが、設計・解析の視点からすると全く駄目なんでしょう。例えばドアの耐久性を10万回の開閉に設定したなら、100001回目の開閉で壊れるのが最高の設計だと。要するに狙い通り。狙えないから性能を余分に見込んでしまう。コカングーは完全にオーバークオリティでした。21万km走行してもドア周りの問題は一度も起こりませんでした。一方のデカングーは全く逆で、完全に品質が足りていませんでした。設計のチグハグさが顕著になったのがデカングー。これはカングーだけの問題でなくて、自動車業界全般の流れになっています。

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ベルランゴで注目しているのは、商用車ベースでバンバン使い倒せるイメージに合った性能が本当にあるのか。単に宣伝文句だけの車でない事を祈っています。働く事を阻止するような些細なトラブルが出ませんように・・・。