和泉石材店

BLOG 「一言石句」

解体からの発見

DATE 2021.03.20

BelDoorG_2826.jpgモノを解体すると色々な発見があります。今月は夏に向けたベルランゴの断熱施工を地道に行っておりまして、ドアパネルの脱着等をしました。面白いのがネジの統一。今までだとどこにどんなネジが使ってあったか忘れてしまう事がありましたが、ベルランゴのドアは2種類のネジしかありませんでした。ドアを固定するクリップは異音防止のゴムキャップ付きで全て統一。もの凄く合理的に出来ています。写真のドアパネルは本当に無駄のない設計になっていまして、意匠とのせめぎ合いが感じられて面白いのです。自動車は生産技術を無視した設計は御法度だと思いますが、意匠との格闘がチラホラ見える所があります。そこを見るのが分解作業の楽しさ。意匠的に妥協すればややこしい納まりにならずに済んだのではないかとか、無責任な評論家活動が始まります。ちなみにベルランゴのダッシュボードの中ですが、少なくとも2割は空洞だと思います。エアコンや操作パネルはドンドン小型軽量化されています。にも関わらずインパネの大きさが変わっていないのは何なのか。電気時代にこういう矛盾も一緒に革命が起こってくれる事を願っています。