ベルランゴの手続きをしている間に最新のシトロエンC5Xに試乗しました。シトロエンと言えばハイドロ。そういう一昔前のシトロエン像が脳裏に焼き付いている人たち向けの一台。ガソリンエンジンとアイシンの8ATが組み合わされたC5Xは、夢のような乗り味なのでしょうか・・・。

19インチの大きなタイヤは205。この車の狙いは完全にコンフォート性能なのです。肝心の乗り心地は本当に素晴らしい。ふんわりとしてシートとの相乗効果で狙い通りの快適性があります。問題は2つ。ATとブレーキ。ATのギクシャク具合は狙いとしている快適性を大いに損ねる動き。そして滑らかでないブレーキも。特に停止寸前の動きは他のシトロエンと全く同じ。快適性を売りにする車の一番の壁はブレーキとATです。メルセデスもBMWもそこらへんは徹底しています。車はサスペンションだけでは走らない。そういう事を思い知らされた試乗でした。