和泉石材店

BLOG 「一言石句」

茶の本

DATE 2011.08.01

chyanohon.JPG岡倉天心の名著「茶の本」は元々「The Book of Tea」という英文でした。アメリカで日本の文化を紹介するのが本書の目的だったのですが、今では日本人が日本文化を知る参考書とされています。英文というのは翻訳する人によってかなり表現に幅が出ます。書店に並ぶ「茶の本」には、様々な訳者が手がけたものがあり、表現の幅はかなりのものです。今回紹介する書籍は、「茶の本」を鑑賞するための本です。つまり、かなり客観的に茶の本を眺めていて、これはこれで面白いのです。今まで「茶の本」を読んだことのない方は、こちらを最初に読んだ方がとっつきやすいかも知れません。そもそも「茶の本」は、お茶の礼儀作法を事細かに紹介するという類のものではありません。もっともっと根元的な茶の湯の考え方や、日常生活との関わりを広く紹介し、絵画や建築といった分野の解説なども詳細に行われています。1906年に執筆されて以来100年以上が経過していますが、その内容は現代でも十分通用します。茶の本は一冊持っていても絶対に損はしません。良い本ですよ。