和泉石材店

BLOG 「一言石句」

隙間風

DATE 2012.12.19

sukima1.JPG古民家と隙間風。永遠のテーマとも言うべき問題でもあります。完全に解決するには絶対に無理なんですが、光熱費にも影響があるため、何とかしないといけません。今まで2年間、隙間風対策を施してきませんでした。その理由は、単純に見た目を壊す可能性が高いからです。そして今週末、2年間あたためてきた隙間風対策を施し、見違えるように快適になりました。こういう建物の隙間風を防ぐモノは、ピンチブロックなどという商品として販売されています。DIYで誰でも施工出来るのですが、闇雲にやれば良いというものではありません。あくまで施工の理想は見えない事です。隠して隠して、目立たぬように。材料の色も丁寧に選択しないといけません。そして建具の特性に合わせて配置します。写真の引違いの建具の場合、下側のレール部分が大切で、ここが最も効果が高いです。特に建具の重なる所は二重にしておくと効果的。

sukima2.JPGこちらは建具の隙間対策。重なる部分に貼ると効果大。暖房が良く効きます。

sukima3.JPG建具と額縁の隙間にはP型の隙間テープで塞いでおきます。風圧を受けて建具が部屋側に押されると密閉される位がグッドです。あまりくっつき過ぎると戸が閉まりません。そしてガラスはシーリングします。面倒ですが必ずマスキングしましょう。上記内容で人目に付くのはP型の隙間テープ。これは色もかなり慎重に選択する必要があります。これ以外の所は極力貼らない方が良いです。効果が薄い上に見た目が一気に悪くなっちゃいますから。今年は寒い予報が出ていますが、これで我が家は何とか乗り切れそうです。