和泉石材店

BLOG 「一言石句」

敷石

DATE 2009.04.11

PARI.jpgこの敷石は以前訪れたパリ市内のものです。目地が十時になるのを「四つ目」、目地が通ってしまうのを「通し目」と呼び、日本の敷石では避けるべしとの教えがあります。通し目はまだしも、縁起がわるいからと言い四つ目を避けるとか言う人もいます。がしかし、どうやら本当の理由は縁起などとは関係ないようです。四を縁起の悪い数としてとらえるのは漢字のなせる技。欧米の文化にそういう考え方はありません。単純に目地割れ等の耐久性を考えての事だと考えられます。

ishihari.jpgこちらは豊田市美術館のもの。見渡す限り四つ目は無いようです。基本的に敷石の形によって四つ目でもって全て敷くケースもあります。豊田市美術館でもエントランスは全て四つ目で敷かれています。

MOMOGUSA.jpgこちらは多治見のギャラリー「ももぐさ」さんのエントランス。リズム感のある美しい敷石です。目地も丁度良い大きさです。リズムをある一定の規則の中で外すと、そこに遊びが生まれ、より豊かな表現が出来ます。この敷石も所々ある石の隙間が、どこかほっとさせてくれます。
話は変わりますが、名古屋市みどりが丘公園で平成21年度上半期の墓地使用者の募集が始まります。申し込み日は、4月15日(水曜日)みどりが丘公園事務所にて、午後1時より午後2時までの受付です。名古屋市に6ヶ月以上お住まいの方で、ご親族または縁故者の遺骨がおありの方はこの機会に、是非あたってみてください。
名古屋市の平成21年度みどりが丘公園墓地使用者の募集(上期募集)のHP
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/shisetsu/reien/nagoya00066278.html