和泉石材店

BLOG 「一言石句」

住まいについて

DATE 2018.09.19

plan1809.jpg日本の住まい方は建築基準法という法に定められた範囲で決められます。法の範囲では自由というわけです。現在自邸の建築がスタートするのですが、着工前に建築確認申請を行い、最後に完了検査を受けて晴れて住む事が可能になります。衣食住でも住だけが法規制が猛烈に厳しいのです。お店で他人に供する料理なら法規制があるのは仕方無いですが、家庭の料理のような個人的な話でも建築の場合は法規制から逃れられません。それくらい社会的影響が大きく、景観に対する影響も大きいというお話し。逆にその法規制次第で建築の表現の幅を変えられてしまいます。天変地異や事件事故がある度に基準法は見直され、2020年からは省エネ基準適合住宅が義務化されます。これは北海道から沖縄まで統一された基準です。ところが日本は南北に細長く伸びる国ですから、北海道と沖縄が一緒というのは無理があると思うのです。住まいは気候風土と表裏一体。沖縄でペアガラスの高気密サッシ使う事がどれだけ無駄な事か。そういう気候風土に合った建物に対する抜け道が用意されない場合、将来日本の街並みは総崩れでしょう。省エネに取り組むのも良いのですが、それも程々にしておかないと。寒ければ厚着するとか、暑ければ庇を深くしたり植栽で日陰を増やすなど、単純な省エネを実行する方が遙かに省エネだと思います。