コンクリート工事完了
DATE 2018.12.20
やっと躯体が完了しました。前回は屋根スラブを支える支保工が解体されていませんでしたが、この度それも完全に外れて全容が明らかになりました。コンクリート工事では「じゃんか」と呼ばれる充填不良が一番嫌われますが、それもほとんど無く打設出来ました。そして建物としてこの状態が全てのスタート地点とされます。コンクリートと木造の寿命は全く違っていまして、確実の木造部分が先に劣化します。この方式ですと、建物の寿命を延ばそうと思えば、木造部分に手を加えれば伸ばせる設定になっています。また、将来減築(床面積を減らす)する事も可能になっていまして、極めて融通が利く構造になっています。自分たちの暮らしや人生設計に合わせたプラン・構造のアイデアを建築家はひねり出してくれます。
ハウスメーカーでこしらえた家と何が違うかというと、それこそ全部違います。最初の設計の段階からして全く違います。住宅の打ち合わせですと最低でも1年程度はみておいた方が良いと思います。それこそ木造・RC造・鉄骨造・混構造、どれになるかは分かりません。住まい方や人生設計に合わせた提案が必要で、それと構造は密接に関係しています。私の場合は今までに先に記した全ての構造の建物で生活した事がありまして、鉄骨造だけはNGとしました。私の勝手な持論ですが、建物には構造毎に固有の波長?を持っていて、それが合う合わないがある気がするのです。ですから鉄骨が悪いと言う訳ではありません。単に自分に合わないから避けただけ。
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建築家と言うとコストの話を必ず懸念事項として挙げる人がいます。ハウスメーカーと建築家に3,000万円で家を建てたとしましょう。それぞれどちらがお得かどうかなんて比較をする人は最初からハウスメーカーに依頼すべきでしょう。明らかに見た目のコストパフォーマンスはハウスメーカーの方が上です。設計にかける時間も、施工にかける時間も猛烈に圧縮してくれます。そういう部分を圧縮ないし省いた家を求めるかどうかなんです。自分の価値観・人生観に照らし合わせ、天秤にかければ自ずと答えは出てきます。私たちの職業であるお墓の話でも、いつもお客様に伝えているのは、極論ですが安くて良いモノなんて無いという事です。安い裏には必ず理由があります。コストを下げた場所に納得して買っていれば良いという事です。例えば檜の柱を杉にしたら安くなります。でも杉で十分な場所ならそれで良いのです。適正なコストコントロールの範囲内で価格を抑える努力は皆がしなければなりません。いけないのは「価格以上の価値」をことさら強調したモノです。100円のモノが1000円に化けて見えたらこれはおかしい。そういう部分の見極めが肝心。皆さんも年末年始良い買い物をしてください!