和泉石材店

BLOG 「一言石句」

モンドリアン展その2

DATE 2021.07.24

mondrian112.jpgモンドリアンを象徴する絵がコチラ。ここに至るまでの流れは是非豊田市美術館へ足を運んでみて下さい。抽象画で有名なカンディンスキーとはほぼ同世代で、相当に前衛的な画家だったと思われます。実は今回の展示の素晴らしさは、「デ・ステイル」に至るまでの流れが広範囲に展示されている事にあります。

chair721.jpgモンドリアン展に併せて豊田市美術館の所蔵品も展示されています。写真の椅子をデザインしたのは建築家フランク・ロイド・ライトです。この背もたれがリートフェルトのレッドアンドブルーチェアをイメージさせるのは当然。ライトは1893年のシカゴ万博にあった鳳凰殿の影響受けていますが、それが巡り巡ってデ・ステイルまで影響を及ぼしています。ただ、この建築のムーブメントとモンドリアンは対立し、後々デ・ステイルを離脱しています。

rrihit11.jpgこちらはライトのステンドグラス。オランダの建築家ベルラーヘはライトの建築に強い影響を受けています。欧州にライトの存在を知らしめたのはベルラーヘの功績だと思います。ライトの最初の作品集はドイツの出版社ヴァスムート社がてがけています。後にオランダ版がウェンディンゲンという建築雑誌から出版されています。ヴァスムート版の出版は1910年辺りですから、当時22才位のリートフェルトとライトの接点はひょっとするとベルラーヘの行動がもたらしたのかも知れません。