和泉石材店

BLOG 「一言石句」

モンドリアン展その3

DATE 2021.07.25

kandhin712.jpgモンドリアン展に合わせて豊田市美術館の収蔵品の中から多数の展示がありました。個人的にそこが面白かったのです。
写真はマルセル・ブロイヤーのワシリーチェア。正式名称はクラブチェアB3と言います。ワシリーチェアの名はカンディンスキーが好んだ事で後から付けられた名前です。この椅子には生産していたメーカー等の違いで多くのバリエーションがあります。今回は丁度アームの外側に取り付けられた左右の水平材が、椅子本体に対して外側に取り付けられています。このパターンは見たことがありません。何よりこの椅子をモンドリアン展に合わせて持って来た事が凄い。

AEG1.jpgそして一番驚いたのがピーター・べーレンスの一連の作品。全て豊田市美術館の所蔵品だそうですが、どれも初めてみるものばかり。AEGタービン工場の設計者として名高いべーレンスの作品はもの凄くエレガント。設計者のセンスが滲み出ています。建築からティーカップまでデザインする当時の建築家のマルチぶりが出ていて本当に面白い。椅子なんてべーレンスの自邸の縮小版みたいな趣があります。

AEG2.jpgこちらもべーレンスの作品。グロピウスやミース、コルビュジェはみなべーレンスの事務所にいたと言われていますが、それを裏付けるもの凄い完成度。現在AEGのwebサイトでもべーレンスの偉業はきちんと説明されています。暫く見入ってしまってこの場を動けませんでした。行った甲斐があったというもの。というかもう一度行っても良いかと思っています。