和泉石材店

BLOG 「一言石句」

地方創生

DATE 2021.08.26

saisei21081.jpg兵庫県神崎郡福崎町は柳田國男の故郷です。農政学の父とも呼ばれた柳田國男の生家が福崎にあり、その周辺の地域が今地方創生を行っています。河童が何かと話題の地域ですが、豊かな自然に囲まれた絵に描いたような田舎の風景は、後世にそのまま残したいと思ってしまいます。そんな福崎の街にNIPPONIAが宿泊施設を昨年11月から展開しています。

saisei21082.jpg周囲には古い建物を利用したカフェやギャラリーが出店し、多くの人が訪れていました。もちろん、コロナ禍ですのでレストランは予約制ですし、都心のような混雑はありません。こういう地方にスポットライトが当たるのは良い事だと思います。福崎は元々宿泊施設が少なかった場所なので、まさに待ち焦がれた展開となっています。これから国内旅行から徐々に旅の窓口が開くと思います。個人的に福崎はもの凄く良い場所だと思っています。播但線という風情のある電車を使うと、姫路城や竹田城なんかも観光出来ますし、何と言っても福崎には風情があるのです。

saisei21083.jpg姫路城を見た方なら気づくかも知れませんが、青みを帯びた変わった風合いの石が使われています。播磨の地域で採掘される凝灰岩なんですが、寂れ具合が良いのです。御影石というのは兵庫県の御影地方で採掘される花崗岩の総称から来ています。石材のユニークさで言うと兵庫県は実に面白く、以前ブログに掲載した玄武洞も兵庫県。凝灰岩や花崗岩、そして玄武岩が一同に介した面白い地域は足元を良く見た方が良いです。複数の石種が入り交じったユニークな仕上げが見られます。コロナが落ち着いたら福崎へ是非足を運んでみてください。