和泉石材店

BLOG 「一言石句」

カフェレストMIMOCA

DATE 2009.09.07

MIMOCA1.JPG猪熊弦一郎美術館へ行ったならば、どんなにおなかがいっぱいでも必ず訪れなければならないと言われている(過言)所があります。美術館に併設するカフェ「カフェレストMIMOCA」です。私たちはその時どれだけおなかいっぱいかというと、丸亀がよさこいチックな祭り真っ最中にも係わらず、祭があってか丸亀の駅前はゴーストタウンのようにお店というお店が閉まりまくっており、「丸亀ではうどんダロ!」とうどんを求めてさまよい、ようやく開いている店を探し当てた後のお昼ご飯だったのです。夫なんて「天ぷら全部のせ」なる恐ろしいうどんを食べたにも係わらずです。とにかくそれくらい行くに値するカフェなのです。

MIMOCA2.JPGといって初めて訪れるのですが、谷口さんのハコってだけでもう行くに決まってるのですけど、こちらも先日の伊丹十三記念館のカフェたんぽぽのように、運営も素晴らしいのでした。メニューもステキ!おなかいっぱいにも係わらずそそられます。全粒粉のスコーンを注文しました。後で友達に聞くと、ココのメニューも季節や展示物によって内容を変えるのだそうです。飲み物だってパンチが効いています。なんとコアップ・ガラナがあるじゃないですか!コアップ・ガラナは北海道では地サイダーとして定着しているようで、私も10年程前に浜松の遠鉄スーパーで買っては飲んでました。瓶の裏のコアップガラナの説明が当時と変わっていますね。元々はコカ・コーラの対抗策だったはずで、コカ・コーラの販売網整備が遅れた北海道だけに根付いたコアップ・ガラナ。ちなみに瓶のデザインは京の舞子のシルエットがモチーフだそうで。コークボトルデザインが元にあるのは明らかですね・・・・。

MIMOCA3.JPGコースターは猪熊氏によるもの。三越の包装紙の柄なんです。そう、皆さんご存じのあの赤っぽい雲みたいな絵柄ですよ。昭和25年クリスマス用に用意された柄が、その後は三越包装紙の顔として定着しました。ちなみに三越の包装紙には絵柄の一部に「mitsukoshi」と筆記体で記載されていますが、あれを書いたのは猪熊さんではありません。何とやなせたかしさんだそうで。人の縁って凄いですね。

MIMOCA4.JPGコースター裏面には「華ひらく」という題名が載っています。コースターの種類もかなりありまして、スタッフの方が会計後にわざわざ全部そろえて下さいました。それぞれが生きてるような生命感のあるコースターです。素晴らしい!

MIMOCA5.JPGカフェの家具も色々と楽しめます。キレイなブルーの絨毯の上にウェグナーのYチェアやエルボーチェア、アアルトのテーブル、イサムノグチのソファなど抜かりありません。そしてココでも猪熊氏の絵が飾られています。写真の組み合わせがかなり面白かったです。ウェグナーとアアルトのコラボレーション。3脚が3本脚のアアルトのテーブルに綺麗にコーディネートされています。こういった所まできちんとしている事は大切です。我々も見習わないと!