丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
DATE 2009.09.06
行ってきました丸亀市へ。目的はうどんではなく猪熊弦一郎現代美術館です。設計は豊田市美術館と同じ谷口吉生さん。ランドスケープから建築まで隅から隅まで見てやろうと意気込んで行くと・・・・そこは祭りの渦中でした。何と美術館の前で皆さん踊りまくり。丸亀駅周辺は通行止めの大惨事でした。それはそれで楽しい雰囲気で良かったのですが、美術館遠景の景色が楽しめなかったので再訪を誓いました。
内部は柔らかい光が差し込む独特の雰囲気。豊田市美術館との共通性も感じられます。この空間にいると、建物の構造とか設備といった建築の付帯条件を意識しなくなります。純粋に美術作品と向き合える場所という感覚が非常に強く、空気のような空間とでもいいましょうか、そんな感覚すら抱きます。
これを見るためにここに来たんです。くじけそうになったらこれを見ればいいんです。執念ですよコレは。視界に入ってはならないものは消すんです。意味のない余計な線は消さないといけません。石碑の工事に行くと愕然とするのが墓のデザイン。みんなこれで良いのだろうか?と真剣に考えてしまいます。何百、何千という恐ろしいデザインの集大成。一度墓地に行ったらゆっくり眺めてみて下さい。自然と色々な疑問が湧いてくるはずです。