キッチンがようやく完成しました。引き渡しから3年が過ぎてようやくといった感じ。あちこちに未完成な場所を用意してあるので、ボチボチ手を入れながら暮らしていますが、キッチンは割と大物でした。レンジフードは納期遅延と価格上昇の関係からもはや待ったなしな状況。そして錆鉄板は当初はリン酸処理された溶融亜鉛メッキ鋼板を使う予定でした。ところが今やそのリン酸処理亜鉛メッキ鋼板は建築家の間でブーム？かと思う程に使われていて、何だか興味を失ってしまいました。一方で錆板はその錆び方次第でどこにも無い特別な一枚になれるのです。結局錆びまくらせて貼ったのが写真の2枚の錆鉄板。

錆の陰影は美しく、素晴らしい風合いを持っています。錆の中でも一番典型的な赤っぽい錆ですが、これに紅茶をかけたりすると黒色になったり、表現方法が他にも沢山あります。我が家の場合、錆の部品が他にも点在していますので、そういった意味では馴染みやすいのかも知れません。
心配事は塗装したウレタンクリアがどの程度ではげるか。そこだけです。