建築と布団その2
DATE 2022.06.28
丹羽ふとん店の布団の話をしていると、普段私が扱っている石材と共通したものがあります。それは風合いの事。ポリエステル等を用いた布団とは異なり、真綿の布団には特有の特性があります。手を入れ、長く使い、最後は土に還るのです。そう、土に還る事が大切で、その途中を風合いとして楽しめる所は石と同じ。私は自分の家を建てる時、建物外部に樹脂部材の使用を出来る限り抑えました。ほぼ無いと言っても良い位に徹底しましたが、一部防火設備扱いになるサッシは不可避でした。個人的な予想ですが、こういうサッシ周りの樹脂化は後々大問題になると思います。理由は簡単で、劣化したら交換以外の道が無いからです。そもそも長く使う前提になっていません。脱炭素や省エネと言いますが、その製品を造るエネルギーから最終的に廃棄するエネルギーまでを総合的に考えると、今の製品性能に対する疑念は深まるばかり。消費者の生活サイクル上でのエネルギー消費を抑えるだけで、その前後は問われないのです。
写真撮影中もずっとカメラの話をしていました。自分の専門分野ではなく趣味の話に終始。カメラは面白いです。物事の瞬間を切り取る作業ですから、自己表現にもつながります。この日はライカとソニーとフジのカメラが揃いました。見事にバラバラ。同じ画角で同じような設定で撮影しても違うものが撮れる。そこがカメラの面白いところ。今日の撮影が結果に結びつけば良いのですが・・・。