和泉石材店

BLOG 「一言石句」

住まい2

DATE 2010.01.28

sumu1.JPG3月より写真のような家に生活の拠点を移します。築約70年の日本家屋です。それに向けて現在備品の選定中。これがナカナカに楽しいのです。3月ですので未だ暖房器具が必要ですが、以前より購入チャンスを伺っていた魅惑的なガス器具を導入予定。照明器具も既に決まっていますし、冷蔵庫も決まってる。オーディオ関係は既に持ってるし、家具も殆ど揃ってる。以外と敷物が無いのが判明していますが、ここはキリムが有力候補。ダイニングテーブルはアルヴァ・アアルトのテーブルがあるのでそれが使えます。極力余分な買い物をせず、無駄なく引っ越ししようと、無い知恵を絞っています。

sumu2.JPGこの写真は、かつて日本のどの家にもあった風景で、今や絶滅危惧種といっても良い状態です。土間ライフを最大限に楽しむのが私たちの最大の目的と言っても良いです。この家には土間の玄関が2箇所あるので、1つには自転車などの乗り物を置いたりします。ブロンプトン以外に1台パンチの効いた乗り物があるので機会があればご紹介します。折角石屋をしていますので、この土間に踏み石を置こうと思っていますが、今考えているのはちょっとそこいらにある踏み石とは違います。ご期待を。

sumu3.JPG徒歩3分で海岸となります。この海岸は鎌倉時代に鴨長明が詠んだとされる句が残る大野海水浴場。鴨長明が句を残したお陰で、大野海岸は800年以上の歴史を持つ世界最古の海水浴場という事になっています。ヨーロッパではイギリスの1740年ごろが最も古いので、大野海岸はダントツの古さ!かつて伯父が、大野の海岸でタコやらを素潜りで捕ったとかいってましたが、どうやら本当らしいです。至る所にかつての名残があり、何とも言えない風情が漂ってるのです。これは自転車で散策したら相当に楽しめること間違いなし。名古屋市、東海市、美浜町、大阪市、摂津市、色々な所に住みましたが、大野町はちょっと違います。味わいといいますか、何と言いますか、昔の面影を至る所に残しながらも程よく活気がある町。魚屋さんがあったり和菓子屋さんがあったりBARも近くにあるし。そして何よりも「以外と知られていない」という事。コレ大変重要です。のんびり暮らすには静かにしておいてもらわないと困る事もあります。寂れすぎても困りますが盛り上がりすぎると、そこに昔から住む方々の暮らしが疎かになってしまいます。大野町はそのバランスが良いのです。本当に良い所だ大野町。