和泉石材店

BLOG 「一言石句」

職人技

DATE 2010.02.22

aritsugu1.JPG引っ越し準備の中で色々と買い出しをしていますが、勉強を兼ねてあるお店を訪問致しました。京都にある老舗「有次」さんです。レンゲや雪平鍋を新調する為です。わざわざ出向いたのには理由がありまして、こちらも商売をする上で色々と参考になる事があるからです。「有次」さんの製品はその道のプロからも絶大な信頼を得ています。更には長く愛される製品で、いわゆる道具としての役割以上の何かを持っているのです。とにかく直して使われる道具として長く親しまれており、高い技術とサービスを常に向上させてきた努力の結果とも言えます。私たちはと言うと、これからの生活で使い続ける雪平鍋と、レンゲ等を購入し、人生を共にする事としました。

aritsugu2.JPGで、ここから先が凄かった。金物に即興で刻字をしてくれるのです。ヨメがチョロチョロとボールペンで記入したサインを元に、カチンカチン!といって文字を彫ります。何とその書の癖までも再現する丁寧さ。これは素晴らしい。刻字の瞬間、製品に命が吹き込まれたような感覚になります。今回購入したアイテムは、私たちと一生を共にする事となりますが、これを見る度に今回の楽しい思い出が蘇るのでしょう。毎回こういった感動を与えられる製品はなかなかありません。「有次」さんの製品はデザインは極々シンプル。他の製品に比べ地味なくらいです。その奥にある製品哲学が人を引きつけるのでしょう。大変良い勉強になりました!