16日土曜日の朝10時開店直後は実に穏やか。一人、また一人とお客さんがこられます。ただ、何だかその勢いが加速度的に高まってくるんです。気がつくと12席は即満席状態。で、11時にはもうパンの在庫が怪しくなってきました。続いてスイーツも・・・。実はこの手のイベントに不慣れな我々は、頼れる友人から広告を控えた方が良いとのアドバイスを頂いていました。たった12席では対応できるお客さんの数も知れてるし、CHAISE café目当てに来て頂いた方が入れない可能性があるよと。で、途中からDM等の広報活動を控えていたのです。結果は大正解。これ以上の来られてもちゃんとした対応が出来なかったのは間違いありません。来て頂いた方の多くから色々と質疑がありましたので、それにお答えする余裕もなかったでしょうし、何よりお客さんに大きな迷惑をかけていたと思います。周囲の方のアドバイスによって本当に救われた気持ちで一杯です。何事も身の丈に合った事をしなくてはいけません。本当に大切な教訓を頂きました。

写真は在りし時間の棚。開店後2時間でホボ無くなりました・・。席数が足りないのでテイクアウトだけの方が増えてしまったのも一因でしょう。とにかくもの凄い勢いでなくなっていきます。物販＋会計担当のN嬢とE嬢が奮闘しています。CHAISE caféはたった2日間限定ですが、仮設的な印象の強いカフェにはしたくありませんでした。ですので商品を並べる棚なんかも全体に調和するように配慮しています。幸い古い家具を何点か持っていたので今回大活躍。玄関の土間にも違和感無く納まっています。新しい家具ではなかなかしっくりこないのですよ。

中はこんな感じで北欧の椅子だらけ。写真に映るフォールディングチェア(折りたたみ椅子)は、モーエンス・コッホが1930年代に発表した作品。この建物とほぼ同じ歳。個人的にこの和室に一番合っていないのはスワンチェアだと思ってます。色目といい、柔らかい光の白熱球の下ではちょっと相性が悪いかな。手前のフィンユールやナナ・ディッツェルの椅子は落ち着いてるのにね。そんな椅子達も、開店から閉店まで延々満席状態のまま初日終了。早速初日の反省を活かし、2日目の対策を練ります。