和泉石材店

BLOG 「一言石句」

HOKURIKU旅行:第二日目〝髙木糀商店〟

DATE 2011.04.10

takagikouji1.JPG北陸旅行記に戻ります。金沢を発つ日の朝のお話。金沢をギリギリまで楽しむつもりです。「髙木糀商店」へ朝一番でお邪魔しました。わが家は只今お味噌難民になっているので、色々試しています。旅先でコレというお味噌に出会えるとこれまた嬉しというもの。髙木糀商店は東山で江戸時代から続く糀店の超老舗です。この古い建物はきちんと手が入っていて金沢の指定保存建造物なのだそうです。そして印象深い縄のれんがかっこいいです。売り場は軒先のみというシュールさ。ごめんくださいー!というとお相手くださったのが現在の店主八代目の若奥さん、とっても気さくな美女で色々と教えて下さいました。「中で甘酒お召し上がり下さい」と仰るので、遠慮無く頂いちゃいました。自然な甘みの甘酒は牛乳で割ってあるのだそう。なんだかデザートみたいでした。中には使い込まれた木の道具がいっぱいあって、製造も昔ながらの作り方を守ってらっしゃるのでたくさんは作れないのだそうです。ふと常滑の「白老」さんを思い出しました。

takagikouji2.JPG雰囲気ある土間はセンス良くお花が生けられています。定期的にココでいろんな催しをされているみたいで、写真の観音さまはここで催された個展のものだそう。私達が去った後の4月1日からは山ぶどう蔓工芸展だったそうでちょっぴり残念でした。美女の若奥さまは、温泉旅館の娘さんだそう。元八代目は勤めていた会社を辞めて稼業を継がれたそうです。なんかこの話、知ってる???うんうん唸って思い出すと、少し前に雑誌「クウネル」のお正月準備の号に登場されたのをどうやら見ていたようです。稼業を継がれたということに勝手に親近感を持っちゃって、また色々刺激を与えて貰えました。再訪確実です。ステキな時間をありがとうございました。