白老のお酒(清酒)
DATE 2009.12.13
お墓が新設されるということって、おうちの建前と一緒で祝い事になります。ちょっとした儀式みたいなものがあって「精入れ」「開眼供養」「建墓式」など宗教・宗派によって呼称が違います。その際に必要なモノは全て弊社でご用意させていただくのですが、特に口に運ばれるモノは極力こだわるようにしています。特筆したいのはお酒!常滑の幕末から続く超老舗、白老(澤田酒造)さんのモノで、お米の味がしっかり生きたすっきりとした味わいの知多の酒です。昨今刺激的なお酒ばかり出回る中、機会を絶対に使わず、和釜、木のこしき、こうじ蓋などの昔ながらの道具と製法で醸す伝統を守り続けています。吟醸酒から普通酒に至るすべての造りにおける製麹には、最も手間の掛かる麹蓋法が用いられています。「手造り」であることは、飲み手に対してごまかしのない酒造りをひたすら貫き通す一念の表れです。料理をひきたてるお酒にこだわり自己主張しすぎない謙虚な味。この会社の姿勢が顕著に現れていると思います。
毎年2月末頃に、酒蔵開放が催されます。今年の新酒の試飲や利き酒コーナーがあったりで、白老さんの色んな銘柄を、存分に味わう事ができます。お酒が飲めない人には甘酒コーナーもあります。普段見ることの出来ない、今も守り続けている昔ながらの道具や製造工程を自分の目で見る事ができ、白老さんのいわばファン感謝デーのような催しです。2010年の蔵開放は2月27日(土)28(日)10:00〜15:00まで。入場料は500円です。常滑駅より無料循環バスも運行されるそうですよ!