和泉石材店

BLOG 「一言石句」

製品検査

DATE 2009.12.12

kensa2.JPG来年は年明けから建立ラッシュとなります。現場の流れも含め、今から十分準備しておかないといけません。こちらは知北平和公園で来年施工するFLAT3という石碑の製品検査の模様です。クンナムというインド産の黒御影石の製品検査ですが、キズが付かないように毛布の上で慎重にチェック。石という素材は硬いようですが意外とキズが付きやすいデリケートな材料で、特に黒御影は要注意。現場でも細心の注意を要します。知北の青空が石碑に映り込むと本当に綺麗だと思います。

kensa1.JPGこちらは外柵チェック中。寸法の確認や図面との照合を行います。ここで問題を発見出来ない場合、現場で大変な事になります。1つ1つの部品を確認した結果、「びしゃん」と呼ばれる表面の仕上げに関して手直しを指示します。これで大変良い外柵が出来上がります。設計事務所に勤めている時はこんな検査ばっかし。さぞかし職人さんには嫌われていたに違いありません。

hokan1.JPG製品の保管はこんな感じです。雨ざらし厳禁。雨に当てると梱包してある材木のアクがついてしまいます。大切な石碑ですので大切に保管してます。来年の工事完了予定のお客様の石碑はこの中で年越しとなります。品質管理というのはコストがかかります。出荷までの間に製品を汚したり、欠かしたり。少しでもそういうリスクを減らす努力をしなくてはいけません。野ざらしで石が展示してあったり、木枠ごと屋外に置きっぱなしになっていたり。そういう事をしていると必ず問題が起こります。一時が万事。そういう品質に対する意識が色々な所に現れるのです。