第15回尾張大野古今散策 番外編3
DATE 2013.10.26
冬の鍋料理は数あれど、個人的に一番特別感があるのがすき焼きなんです。私たちが古民家に引っ越してから、ずーっと念願だったのがこのすき焼きであります。そしてそのお手本が明治村にある旧大井肉店で食べるすき焼きです。要するに旧い建物で食べるすき焼きは格別であるという事。お店で食べる料理はもちろん美味しいです。しかし、その雰囲気というのは店それぞれ。私たちが重視しているのは味はもちろんですが、その場の雰囲気なんです。土鍋で食べる鍋には特有の温度感があるので、その辺りも楽しみたい。あれこれ考える事3年。やっと実現しました。
土鍋に合うのは白熱球の照明。蛍光灯やLEDではちょっと違います。漆器や陶器の器は明る過ぎは厳禁です。今回は土楽さんの土鍋を使いましたが、薄暗い部屋で消えそうになる存在感。食事に必要なのはシテ・ワキ・ツレの歌舞伎の三役のような関係性です。そういう目に見えない立体感を大切にするのが私たちの理想。すき焼きの具はシンプルに。そして割り下が私たちのすき焼きの特徴なんですが、これは未だ未完成。完成したら後日割り下だけのブログをアップします。
お酒はもちろん日本酒で。凱陣は切れがあってフルーティ。すき焼きにピッタンコです。そろそろ燗するに適したお酒も用意しないといけない季節になってきました。寒い冬にすき焼きはいかがでしょうか。