和泉石材店

BLOG 「一言石句」

かしわ料理鈴喜

DATE 2009.07.28

suzuki1.JPG愛知県外の友人に「名古屋らしいお店で食べたい!」といったような質疑が飛んでくると迷わず答えるのがこのお店『かしわ料理鈴喜』です。矢場町の味噌カツもいいけど、同じ有名ならやっぱりココ。名古屋で有名などこの駅前に必ずあるような手羽先のお店もいいですが、ココの唐揚げはとっても上品な味です。どのお料理もオリジナリティ溢れて、全般的に優しい味付けで本っっ当においしいのです。鶏のお刺身なんて絶品です!この鈴喜さんで何よりキョーレツにインパクトがあるのは女将さん。あえて彼女をおばちゃんと書かせて貰います。店内ではおばちゃんのベッタベタの名古屋弁が飛び交います。おばちゃんはどのお客さんに対しても、グイグイ突進してきます。おばちゃんのおかげで、ただでさえ美味しいお料理がさらに美味しくなるのです。

suzuki2.JPG一見さんには「あんたら初めてか!おばちゃんが注文決めたる」と決めてくれたり、おいしくて追加の注文する際は「あんたら食べ過ぎー!」と勝手に注文消したりと、かなりの強引ですが、お客さんに対して美味しく食べて貰いたいという心がにじみ出まくってます。注文時にまずお客さんの特徴と捉えた呼び名を名付けられ、伝票の一番上にデカデカと書かれます。恐れ多くも「女子大生」と書かれました・・・!おいしく食べていると、店員で無い人が唐揚げを持って「女子大生いますか〜?」と探しています。思わず「ごめんなさい私です・・」と小声で返事します。その人は私たちの注文した唐揚げを、おばちゃんの使いで持ってきてくれたのです。しばらくするとまた違う人が照り焼きを・・・。冬は鍋料理になりますが、具を入れるのにちょっとでも間違った順序で入れると、おばちゃんは「こらーーー!!!」っと本気で叱ってきます。いい大人がおばちゃんに本気で叱られる姿は、おばちゃんだからちっとも恥ずかしくなくて、ほほえましいのです。夫は30半ばでおばちゃんにこっぴどく叱られていました。おばちゃんの夏でも冬でも汗ダクでみんなを幸せにする為に一生懸命の姿は、どんな堅物さんが叱られても使われても笑顔に変えてしまいます。こんな感じで店内に一体感が生まれ、お客さんはみんな笑顔でいっぱいです。何度行っても、お店に来た有名人の写真や手紙を自慢してくる処も好きです。何度行っても「あんたら久しぶり〜!」と言われながらも、どなたかと勘違いされるもの好きです。美味しいモノも好きだけど、人が好きな方は是非是非行ってみて下さい。