和泉石材店

BLOG 「一言石句」

おでん部 活動日報『花くじら』

DATE 2010.02.19

hanakujira1.JPG寒い夜はおでんです。大学の時の親友Kと結成したおでん部。20代も最後にさしかかった頃にようやく知ったおでんの魅力。大阪の数あるおでん屋さんに行って、たらふく食べて瓶ビールを何本も空け、どうでもないことくっちゃべるといった大変有意義な部活動です。お臀部=おしり部と勝手にカワイイ別名をひそかにつけたりもして楽しんでいました。結婚して愛知に移ってからも、彼女が名古屋に来てくれた時は無論味噌おでんが食べられるお店にお連れしたというもの。熱い活動は密かに続いていましたが、さすがに彼女にカワイイベイビーが出来てからはなかなか難しくなってしまいました。いつかそのうち活動再開出来ることを願って、順部員の夫(結成時に居なかった為順部員)が行ったことがなかった大阪福島の『花くじら本店』へ。此処はおでん部第一回目の大変思い出深い活動の場です。花くじらは、同じ福島に3つほど店舗がありますが、断然このドアなんて無い半屋台状の本店が何よりも良いです。半屋台状の『半』である由来は、写真でもご覧頂けます通り、カウンターの外側をぐるりとビニールシートで覆われています。ビニールシートの中は肩を寄せ合ってやや斜めに腰掛けておでんを楽しむお客さん。屋台ですがこのビニールシートと人間の密着のお陰で寒さ知らずです。こうまでしても屋台で。おでんはやっぱり屋台に尽きたいものです。

hanakujira2.JPGここ花くじらのおでんはとにかく全部おいしい!座るや否や「全部一個ずつくださいっ」という衝動をグッと堪えざるを得ません。それほど隣の人だけでなく、目に入る周りの人の皿が誘惑してくるので困ったもんです。外せないメニューはコレ!春菊です。おでんの鍋でさっとくぐらせた春菊に山芋がかけてあります。花くじらさん、こんな感じでひとひねりしたメニューがなんとも花くじららしいといえます。はりはりは水菜の束を鯨の皮で束ねて同じように出されます。こんな感じでいちいち泣かせる一皿なのです。

hanakujira3.JPG夫が開口一番に頼んだ「牡蠣」です。こればかりは一瞬気絶した程美味しかった。これもまた同じようにおでん鍋にくぐらせてあるのですがこの塩梅が絶妙です。おでん鍋の前にはおでんマスターのおばちゃんが、どうみてももうイケそうなガンモを触ろうとするバイト君に「まだそれはあかん。こっち出して」と、具の一つ一つの具合を把握して鍋を支配しています。安心して食べられるというものです。大阪で必ず食べるものと言えば「お好み焼き」「うどん」も良いですが、是非「おでん」も入れていただきたい。大阪出汁文化を知るには欠かせない一品です。おでんを此処で紹介したからには、私がOL時代に1人でしばしば暖簾をくぐったあのお店も紹介せねばなりますまい。グフフそれはまた次の機会に・・!