和泉石材店

BLOG 「一言石句」

京阪石山坂本線〜石山寺

DATE 2012.11.08

isiyamazaka2.jpg腹の中に赤子がいる上の、朝食をきっちり食べた上の、早昼飯(極上)となるともう何としてでも動かないと、腹が窮屈すぎて子が先に出てきそうです。本来これでそのまま来た方向へ帰る予定でしたが、逆方向の次の駅、唐橋駅までまたまたプラプラと散策がてら歩いて、一駅だけですが終点石山寺を目指すことにしました。ここまで石山、石山と言っていて、石山寺に行かないでどうするという話をしていると、友人から「石山寺は安産にも良いお寺」という情報を貰ったので大決定したのでした。石山寺は、あの紫式部がこのお寺を訪れた際に、あの源氏物語へのインスピレーションを得たと言われるお寺です。瀬田川沿いの道をゆっくり歩くと数分で到着します。

ishiyamadera.JPG有名なお寺ですが、京都などでよく見られる、とってつけたような縁結びとか書かれたゲンナリしてしまうような幟などは一切なくて、とても手入れの行き届いた美しいお寺です。訪れた日は平日で、とても静かでしたが、もうしばらくすると紅葉してにぎやかになるそうです。紅葉した風景も見てみたいし、それどころか各季節どれも目を楽しませてくれるのだろうなと思いました。石山寺では安産祈願をしてもらおうかと思いましたが、御利益があるとされる宝物が、どこぞへ出張へ行っているらしいのでお守りだけ頂いて帰ることにしました。というか、御利益の事を忘れて、あちこちを美しいと感じていると石段を登ることも苦に感じず、気がつけば良い気分のまま下山していました。今回訪れた所は、そのまま車で行けば良いものを、単にこの京阪電車に乗りたいという気持ちが発端で、おかげでのんびり豊かな時間が過ごせました。どうやらこないだから私たちは、風情のある電車が今もなお残っているのは、それなりの理由があって、それを見つけに乗ってみるという楽しみを覚えたみたいです。ちょっとした鉄子になりそう・・・。