和泉石材店

BLOG 「一言石句」

知多半島のこと

DATE 2018.09.11

umitabi1.jpgもう長い事知多半島に住んでいますが、意外とその地の歴史を鳥瞰的に眺める事がありませんでした。先日名古屋市博物館で、知多半島についての展示がありましたので早速行ってみました。現在私たちは常滑市大野町に住んでいます。大野町は古くから潮湯治と海運で栄えていたと聞いていましたが、それに加えて大野鍛冶の話が出ていました。そもそも大野鍛冶は滋賀の永源寺周辺にいた鍛冶職人が移り住んだと言われています。その鍛冶職人がこしらえた鍬をもって、あちこちの土木工事を請け負っていたのが黒鍬衆と呼ばれる人達でした。彼らは大野〜亀崎を頻繁に往来していたようで、その道は黒鍬街道と呼ばれていたそうです。石工集団である穴太衆も似たような話で、背景には近江で産出されていたマンガン等を使った高度な鍛造技術があります。そんな事を見ていたらお腹が減ってしまいました。

mitabi2.jpg名古屋市博物館に隣接するのがこちらの焼シュウマイのお店「三友軒」です。博物館の北隣にありますのでご興味のある方は是非立ち寄ってみて下さい。ちなみに持ち帰り専門ですのでご注意を。