四国カルスト縦断道路
DATE 2009.08.30
山口県の秋吉台、福岡の平尾台と並ぶ日本三大カルストの一つです。カルストとは石灰岩で構成された地形のことで、岩が浸食される事で特徴的な地形を成しています。四国カルストは愛媛と高知にまたがり、標高は1000〜1400mでカルストとしては最も標高が高く、全長は約25kmに及びます。大変景色の美しい地形ですが、問題はそのアプローチ。私たちは国道440号線からアプローチ!一歩間違えると国道=酷道ともなりかねない洗礼が待ち受けています。ご覧の通りのクネクネ道で、奇跡的に対向車とは1度しかすれ違いませんでしたが、1車分の幅員しか無い場所が目白押し。ハンドルは何度もフルロックまで切り込み、右へ左への大騒ぎ。途中無残にも落石に破壊されたガードレールを見たりしながらのワクワクルートでした。
しかししかし、登り切ればこの絶景!登りの苦労も報われるというものです。この景色の特徴は樹木が殆ど無い事ですね。よって景色がもの凄く開けています。遮るモノが無い感じ。そしてポツポツと見える牛たちが歩くのどかな風景。1000m越えていますのでTシャツですと寒いくらいの温度です。あの激しい道はこの景色の為にあったのかとおもってしまいます。ちなみに国道439号は酷道の代表格。選ばない方が良いです。東津野城川林道というのが一番楽ちん。適度なスリルとロマンをお求めの方は私たちの選んだ国道440号をどうぞ。
ちなみにコレが石灰岩。波にあらわれ、浸食されています。つまりここが太古の昔海だったことを意味します。途方もない時間を経て、いまこのような標高まで盛り上がったのでしょう。この景色にいる人間の小ささといったらないですね。人の小ささを改めて認識したクネクネ道中でした。
- CAT:旅行