久しぶりの電車は
DATE 2010.02.12
先日、久しぶりに電車で移動しました。独身の頃は毎日の電車通勤がイヤでイヤで仕方ありませんでした。此処知多半島で乗る電車の移動はそれとは逆に、たまに乗るからか、車窓からの眺めが穏やかだからか、ちっともイヤではありません。知多半島に点在する駅は、無人駅で風情ある駅が多いですが、特に我が家の最寄りの駅が一番のお気に入りです。この不安をあおる何も無さがたまりません。どこから見てもココに駅があることがわからない場所にあります。そして知多半島の南の方のリゾート地から出発するという、ほんのり優越感に似た感覚も好きです。私自身今はだいたい毎日どこへ行くにも車です。同じ名古屋への道でも、今日の電車の景色は毎日の車から見るのとはまた違った景色で、違う角度からみるいつもの道には驚く程新しい発見ありました。知らない人と同じ乗り物で移動するこの久々の緊張感で、何だか社会性が保たれる気がします。自動車を運転するという緊張感とはまた違って新鮮!名鉄電車のあの赤色は、愛知が生んだかの天才画家杉本健吉先生(鉄道会社を中心としたポスターや商業デザインの仕事を手がけられたり、吉川英治作の『新・平家物語』・『私本太平記』等の挿絵で有名な画家です)が決められた赤色なのだそう。春先からの知多半島の緑と、相性の良い赤色です。大事にして欲しい赤色だなぁと思います。
- CAT:旅行